「たかが指一本であそこまで乱れるとはな。いたぶり甲斐がある」
「……うう……」
「お前の望み通りにしてやるよ。可愛がってやる」
拷問補佐官が、バケツに湯を汲んで持って来た。
その中には、ガラス製の浣腸器が入っている。
拷問官は浣腸器を取り、湯気の立った湯をノズルで吸い上げた。
「ゲイなら浣腸も慣れているだろうが」
ノズルの先端を、囚人の菊座に沈める。
シリンダーが押され、中身が囚人の尻の中に注ぎ込まれた。
「んあうううっ!」
すぐにノズルは抜かれ、再び湯が吸い上げられた。
それがまた、肛門から注入される。
「あああっ、お、お腹が……っ」
「この程度で出すつもりか? 少しは耐えてみろ」
「うっうぐううっ」
「いいと言う前に出して床を汚したら、舐めて掃除させるぞ」
「そっ…そんな……ああああっ!」
囚人は、グッと肛門を引き締めた。
その穴が、すぐにこじあけられる。
しかし、今度は浣腸器のノズルとは感触が違った。
「え…っ?」
彼が驚いたその時、アヌスにゴムホースが詰め込まれた。
「ヒッ!」
恐怖に顔を歪める間もなく、ホースの中を水流が走り抜けた。
水道水が勢いよく、囚人の腸内に入り込んで来る。
「いやあああああっ!」
囚人は尻を振ってもがいた。しかし、補佐官の手で押さえつけられ、身動きできない。
「いきなり水道水じゃ、直腸が傷つくからな。湯で少し膨らませてやったのさ」
「ひやあああああっ! あはああああっ!!」
ドボドボと注ぎ込まれる冷水で、次第に囚人の腹が膨張してくる。
それでも、水道水は止まらなかった。
「やめてェッ! お腹が……お腹が、破裂するウゥッ!」
「テロが起きた現場で浮気相手と会っていたことを認めるか?」
「し、知らない! 僕は知らないっ! んぎゃあああああっ!」
「水を止めろ」
拷問官は補佐官に水道を止めさせた。
ゆっくりとホースが引き抜かれる。
「あああ……」
囚人は、肛門に力を込めた。太腿が震え、足がよろけた。
「出したいか?」
「ああ……だ、出させてください……」
「本当のことを言え。楽になる」
「僕は……僕は、独りで買い物を……」
「そうか。仕方ないな」
突然、尻穴に太い物が差し込まれた。
「ぎゃああっ!」
囚人は叫び、暴れた。腹の中でチャプチャプと音が鳴った。
「フン、すんなり入ったな。だらしない穴だ」
「な、何を……」
「こうすればわかるか?」
拷問官が、手元のスイッチを入れた。
刹那、低い音と共に、腸内で異物が激しく振動し始めた。
「んあーーーーっ!!!」
イチジク型の電動アナルプラグが、囚人の中に埋め込まれていた。
続く