無惨に腫れ上がった囚人の肛門の周囲を、拷問官は指でなぞった。
「く…ああ」
革手袋に包まれた指先が、そのまま体内に押し込まれる。
「あーっ!」
爛れた粘膜を強く掻きむしられ、囚人は鋭い悲鳴を上げた。
拷問官は補佐官に命じて、再びバットを持って来させた。
しかし、新しいバットのヘッドの周りには、数十本の釘が打ち込んである。
拷問官はグリップを持ちながら、囚人の胸をヘッドで小突いた。
「あうぅっ」
「これを尻に突っ込んだらどうなるか、想像できるな」
「ひっ、ひいィ!
「大した子だよ。そんなに友達が大事だとはな」
拷問官は、バットをゆっくりと囚人の下半身に近づけた。
「あああ……」
「一生垂れ流しになるぞ。いいのか?」
「許してください! お願いですからッ」
泣いて許しを乞う囚人を無視して、拷問官は肛門にバットをあてがう。
何本かの釘がすでに皮膚を削り、肉にめり込んでいた。
「アアッ! 痛いっ! し、死ぬーッ!!」
「死ねよ」
「助けてくださいっ! 助けてっ!」
グリッと、バットのヘッドが括約筋を割る。
「ぎゃああああっ!」
打ち付けられた釘が皮膚を引き裂き、鮮血をほとばしらせた。
「血で少しは滑りがよくなるだろ」
「ヒガアアアッ! アアァーッ!」
ゆっくりと拷問官は、バットを肛門に埋め込んで行く。
焼け爛れた腸壁を、残酷な突起が擦り上げる。
「あガアーッ!!!」
じわじわと広がる痛みに、囚人は体がまっ二つになるような恐怖を味わった。
「少し回してやるか」
突き刺されたバットが、右側に回転する。
「ヒギイイイイイーーーッ!」
囚人の絶叫が尾を引いた。
無数に刻まれた傷から、真っ赤な血が噴出し、バットを赤く染めた。
「回しながら突っ込むぞ」
「いやアアアアアッ!」
「素直に白状すれば、すぐに抜いてやる」
「知りません! 知らないんです!」
「強情な奴だ」
拷問官は勢いをつけて、バットを回転させた。
「アギャーーーッ!」
そのまま少しずつ、えぐるように奥へめり込ませる。
めりめりと括約筋が押し広げられた。
「ハガアアーーーーーッ!!!」
体の奥まで無慈悲に突き上げられ、囚人は狂ったように悲鳴を上げ続けた。

続く