囚人は、全裸で足を揃えたまま、鉄柱に縛り付けられていた。
ロープがぐるぐると体に巻き付けられている。身動きできない体勢だ。
拷問官は革手袋をはめた手で、軽く囚人の胸を撫でた。
「あっ…」
掌が乳首を擦り、囚人は小さく声を上げた。
「レジスタンスから、何か受け取った物があるだろう」
「知りません。友達には会いましたが、まさか彼がレジスタンスだなんて!」
「友達? 友達なのか? そうではないはずだ。答えろ」
「そ、それは……」
「隠し事をするのが身についているようだな」
拷問官は手袋を外し、指先で乳首をチョンチョンと突いた。
「あっ、ああっ、何も、受け取ってはいないんです」
「まあいいさ。後悔させてやる」
拷問を覗き見る