囚人は、X字型の磔台に全裸で縛られている。
あらわになった性器の先端には、大きな目玉クリップが食らい付いていた。
クリップの穴に長い紐が通され、更にS字フックでコップがぶら下げられている。
その状態のまま尿道にタバスコを注入された囚人は、唸りながら激痛に耐えていた。
「ひいい…っ、あ、あ、あ……」
脂汗が額に浮かび上がる。体の中心が焼けるように熱い。
「そろそろ話してみないか」
拷問官が、クリップに結んだ紐をクイッと引いた。
「ぎゃああっ」
クリップが凶暴に食い込んでから長時間経過している。痛みは限界まで達していた。
拷問官はクリップを引いては、また力を抜き、亀頭の変色の具合を楽しんだ。
そしてゆっくりと指を伸ばし、囚人の尿道に指先を埋め始めた。
「アアアッ! やめてくださいっ!」
「少しただれてるな。タバスコのせいか。ヒリヒリするだろう」
「ア、アーッ、触らないで……は、ああっ、許して……」
次の瞬間、革手袋をはめた人指し指がズブッと穴に入り込んで来た。
「はがああああっ!!!」
囚人は絶叫した。真っ赤にただれた敏感な箇所が、容赦なくいたぶられる。
同時に拷問官は紐を引っ張り上げた。皮膚に噛み付いていた目玉クリップが外れる。
「アオオオオオッ!」
ガラスのコップが床に落ち、ガシャンと音を立てて粉々に割れた。
「割れた、か……」
拷問官はクリップを床に投げ捨てると、代わりにガラスの破片を幾つか手に取った。
「ひ、ひいい…」
「言ったはずだ。責める道具がもう一つ増えるってな」
破片を手にしたまま、拷問官の手が囚人のペニスを握る。
「くあああっ!」
尖ったガラスが皮膚に食い込んだ。
拷問官はその手をゆっくりと動かした。ザリッ、ザリッと破片が肉の上を滑る。
「いっ…や、ああアアッ、クウウッ!」
革手袋とペニスの間で、ガラスの破片が細かく砕かれて行く。
陰茎の表面が赤く擦り剥け、血が滲んで腫れ上がった。
「ああっ、ああっ、もう、もう……アアアッ、やめてェ!」
「そろそろ屈服しろ。お前は頑張ったと思うよ」
拷問官の手に力がこもる。
破片を肉に埋め込むように、掌をペニスに密着させ、擦る。
「あーっ! ギャ、アアアっ!」
「こっちも握ってやろうか?」
拷問官の手が陰嚢に伸びた。囚人は腰を振って暴れた。
「そっ、それだけはっ」
続く