X字型の磔台に拘束された囚人の、肉体の中央が責め立てられていた。
鋭敏な痛覚を持ったペニスの先端は、二個の目玉クリップに挟み込まれている。
その間でいびつに歪んだ小便の穴には、スポイトが刺さったままになっていた。
スポイトで注入されたタバスコが、強烈な刺激を与えてくる。
肉棒の表面と内部をそれぞれに虐げられ、囚人は疼痛にもがいていた。
拷問官は煙草を一服しながら、その様子を悠然と眺めた。
補佐官を呼び、小声で耳打ちする。
それを受けて拷問補佐官は、囚人を苛んでいる目玉クリップの穴に紐を通し始めた。
「ヒ、ヒイィ……、お、願いです…。これを、外して……ください……」
汗を吹き出し喘ぎながら、囚人は哀願した。
「痛いか?」
拷問官は、笑みを浮かべて尋ねた。
「痛いです……」
「外せばいいさ。自分でな」
補佐官が、クリップに繋いだ紐の端を、囚人にくわえさせた。
「ほら、外せるぜ。引っ張って外してみろよ」
「う、ううう……」
囚人は、紐をしっかりと噛みしめたまま、動くことができなかった。
「タバスコを追加」
補佐官の手でスポイトが抜かれた。再び瓶の中からタバスコを吸い上げる。
そして、先程よりも大量のタバスコが、囚人の尿道口に注入された。
「ンウーッ!」
激痛に、思わず宙を仰いだ囚人の口が、目玉クリップを強く引いた。
急所の一部が引っ張られ、大きく引き伸ばされる。
次の瞬間、バチンと音がして、一個のクリップが亀頭から外れた。
「ぐあああァッ!!」
衝撃で、挿入されたままだったスポイトが床に落ちた。数滴、赤い汁が穴から零れる。
「クックック。うまく外れたじゃないか。もう一個はどうする?」
「ああっ、さ、触らないでっ!」
「こっちもお前が取るんだよ。自分でな」
「許してくださいっ! もう、もう嫌だぁっ!」
「取りたくないのか? そうか、それなら仕方ないな」
拷問官は、囚人の前にしゃがみ込み、目玉クリップを指で弾いた。
「ひあああっ! い、痛い!」
「さて、何をぶら下げてやろうか」
言いながら、目玉クリップの穴に、小さなS字フックを取り付ける。
そしてプラスチックの取っ手のついたガラスのコップを、そこに吊るした。
「あああーっ!」
コップの重みで、亀頭がグッと引き伸ばされる。クリップが肉に食い込んでいる。
「暴れて落とせば、責める道具がもう一つ増える。割ってみろよ。ガラスを」
拷問官は笑いながら、囚人からスポイトを抜き取り、直接タバスコの瓶を尿道口に突き立てた。
トロトロと真っ赤な液体が瓶の中を流れ、やがて、ペニスの内部へと到達した。
「ぎゃああああっ!」
囚人は絶叫しながら、大きく腰を左右に振った。
続く