囚人は、正座をしたまま前に倒れたような状態で拘束されている。
両腕を足首の脇まで持って来られているので、尻が上がった体勢だ。
そのため、肛門から性器の裏側までが丸見えになっていた。
煙草の煙を吐き出しながら、拷問官は囚人を見下ろした。
補佐官が、使用済みのバケツの水を囚人の背中にぶちまけた。
囚人は、声も出なかった。冷水により体温が奪われ、歯がガチガチと音を立てる。
「布を噛ませろ。舌を噛む恐れがある」
拷問官の指示で、囚人の口の中にタオルが詰め込まれた。
補佐官が、何か話したくなったら自分で吐き出せと囚人に告げる。
拷問官は短くなった煙草を床に投げ捨てると、靴で踏んで火を消した。
そして、ゆっくりと囚人の背後に回った。
「寒そうだな。少し温めてやろう」
そう言うと、拷問官は胸ポケットからライターを取り出し、カチッと火をつけた。
尻の当たりに僅かな熱を感じた囚人は、次の瞬間、激しく下半身を震わせた。
「ンッ、ンウウゥーッ!!」
炎の先端が、睾丸をあぶっていた。
拷問官はそのまま、ライターを少しずつ下に移動させた。
ペニスの裏側が、ちりちりと焼かれて行く。
「ンウウッ、ウウッ、ンフウッ!」
タオルをきつく噛みながら囚人は尻を振って悶えた。
「このままだと、黒焦げになるぞ」
「ンッ、フウウッ、フウーッ、ンウウッ」
拷問官は、ライターをペニスに押し当てた。
「フムウッ!!」
強い炎が竿に広がる。皮膚の一部が、すでに黒く変色していた。
ゆっくりとライターを動かしながら、拷問官が尋ねる。
「どうだ? タオルを吐き出してくれないか」
「グゥ、ググ、ウウウウウッ」
「大事なところが炭になるぞ。それまで続けるか?」
「グ、グウォ、オオッ、ンンオッ!」
「仕方がないな。強情な奴だ」
拷問官は親指の力を緩めて、一旦は火を消した。
そして右手で囚人のペニスを掴むと、今度は亀頭めがけて炎を排出した。
「ギャアアッッ!!」
「小便ができなくなってもいいのか」
「アアア、ガ、ガハ、アああ、や、やああーっ!!」
囚人は口を大きく開けて、舌先でタオルを外に押し出した。
唾液を含んだタオルが、濡れた床にボトリと落ちた。
「言います! 言いますっ! 言うから、やめてェェっ!!!」
囚人は、あらん限りの声で絶叫した。
続く