半世紀近く前から多重人格萌えなので
ドラマ『VIVANT』に夢中になった理由の一つが、堺雅人さん演じる主人公が多重人格であるという設定です。
おとなしく気弱な性格の乃木憂助は、攻撃的な別人格F(エフ)と時折、会話をしています。
F(エフ)の姿は憂助以外には見えませんが、憂助には目の前に存在するように見えているので、イマジナリーフレンドやタルパのような存在でもあります。

もともと二面性のある役を演じるのが上手い堺さんならではの高い演技力で、第一話冒頭シーンから最終回ラストシーンまで二人の会話を楽しませてくれました。

交代の必要性を感じたらF(エフ)は肉体を乗っ取り、表に出て行動しますが、周囲の人間は乃木が多重人格だという認識は持っていません。

創作物において多重人格キャラは「他者から見て別人である」ことが主に重要なポイントです。
そこをメインで描くのではなく、主人公の心のなかでの葛藤を表現するために別人格が登場する作品というのは、とても珍しいと思います。
自作の小説でも一人登場しますが、そもそも私は多重人格キャラが大好きです。

小学生の頃に読んだ漫画で多重人格者が登場するものが何作かあり、はまりました。
解離性同一性障害というわけではなく、単に「普段は正体が封印されている」「何かきっかけがあると性格が変貌する」「無意識に本人が別人格を演じている」というものも含まれます。

そのうち、好きな作品を順番にご紹介していけたらと思っています。

私のキャラクターである彼の場合、口調や性格が大きく変わるというよりは、能力に差がある感じですね。
最後の話を更新したのは2008年。かなり間が空いてしまっています。
実はEpisode.04は10年ぐらい前に半分書き上がっているんですよ。エロシーンだけが書けていない状態です。
主人公の隠されていた秘密の顔が明らかになる話なので、早く発表したかったんですが、なんとなく放置したまま現在に至ります。
『JEKYLL』同様に、この小説を好きだと言ってくれる人もいないので、別に急いで書かなくてもいいかなという理由なんですけどね。

2023/09/19 22:24 | 固定リンク | 趣味のつぶやき