喀血フェチ(再アップ)
昔、Webで発表した雑文を発掘しました。
2006年04月13日に書いたものです。
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喀血フェチ(2006-04-13)
レンタルしてきたDVDの予告編で『春の雪』がありまして。
妻夫木くんの喀血シーン見たら、ちょっと借りてきたくなっちゃいました。
好きですねぇ、喀血。何でこんなに好きなんだろう。
儚い感じがね、いいんだと思うんですよ。
オスカル様とか沖田総司とか、もちろん好きなんですけどね。
やっぱり子供の頃にビビッときたのは、映画『荒野の決闘』のドク・ホリディ(ビクター・マチュア)かなぁ。
白いハンカチを口に当てて、とにかくずーっと咳き込んでるんですよ、劇中。
私、ジョン・フォード作品はかなり子供の頃から見ていて、これも小学校の頃には見たと思うんですが、何か、ずっと心に残っててね。
未だにドク・ホリディ大好きですもんねー。ここ数年は『トゥームストーン』って映画のバル・キルマーのドクがお気に入りです。
バル・キルマーは、咳き込むシーンは多くないんですけど、ずっと汗ばんでるの。苦しそうに。それがこう、ちょっとそそるんですよね~。
『トゥームストーン』に関しては、ドク以外にも萌え満載映画だから、またそのうち何か書くと思いますけど。
あと、漫画では、マイナーなんですけど『銭っ子』。
花登筐・原作、水島新司・絵の、全5巻の漫画なんですよ。これが好きでねぇ。
この作品のラスト近くで、主人公の妹が喀血するシーンがあるんですけど、そのシーンがすごい好きで、何回も読み返しました。
手前に主人公がいて、奥に妹がいるっていうコマが何コマか続いてるんですね。その間、主人公のモノローグが続いていて、妹は後ろで咳き込んでる。
何コマか経過してから、主人公は妹の様子がおかしいことに気がつくんです。咳が止まらないから。で、「亜子?」って、顔を覗き込もうとした瞬間、妹は音もなく喀血するんですね。ゲボッ、とかゲフッ、とか、何も描き文字なしに、血だけ大量に吐くんですよ。
ここが好きで、何回も何回も読んだなぁ・・・。
主人に「半死半生萌え」って名付けられたんですけど、そういう状態のキャラクターに異常に萌えるんです。
喀血って正にそういう状態だから、萌えるのかな・・・。