前世の話
私の母方は神主の家系で、親戚にはちょっと不思議な力がある人もいる。夫と結婚した頃、私と夫は前世で何回か縁があると言われた。
そのうちのひとつが平安時代に姉弟だったというもので、なんとなく前々から意識はしていた。
今年のNHK大河ドラマ『光る君へ』は平安時代中期を舞台にしているが、正にあの時代に私も生きていたらしい。
有名人ではないので、ドラマの中に登場はしないと思う。
しかし関係の深い人は何人かいるので、「おお、この方が私たちの……」なんて言いながら夫婦で楽しんで視聴している。
なお、そのキャラクターの一人を演じている役者さんは、私の実家の近所の出身であり、小学校中学校の後輩である。
前世が本当か嘘かなんてことは、霊能力のない私にはわからないことだ。
しかし「この時代にこういうことをしていた」と聞くと、あっ、だから私は○○が好きなのかも……なんて思ってしまうから面白い。
夢で見た竜児と数馬……の絵
すごい夢を見てしまってドキドキしている。深夜、数年ぶりに見た悪夢で悲鳴をあげて起きて(夫も寝ていて気づかなかった)、しばらく眠れなかったあとに、もう一度眠って見た夢なんだけど。
知り合いのイラストレーターさん(非実在。夢の中だけの設定)が、私のキャラを絵に描いてくれて、しかもそれが数ページの漫画になっていた。
ほぼ線画でベタもトーンもないけど、少女漫画のような画風がとても素敵で、私はその絵のあまりの美しさに見とれてしまった。
その人は兼業イラストレーターで、もうじき会社を辞める(同世代なら定年?)ようなことを話していて、私は「それならいくら時間がかかってもいいから、これを仕事として依頼しようかなあ……」なんて考えている。
Kindleで出版する表紙にしようかな、それとも短編ストーリーの原作を一本書き下ろして漫画で描いてもらおうかな、なんて思っている。
とにかくその絵がきれいで、竜児と数馬がすごくイメージに合っていて、夢の中で私はその絵をじっと見つめ続けていた。
今朝は宅配便で起こされ、そのあとは地震があって起こされ、一時間後には実家に行かなければいけないという忙しない日。
ふっとその夢を思い出し、忘れないように書き留めている。