1999~2018年執筆 / 中編 / 全8頁
[あらすじ]
『白の雨』の続編。数馬にデータを託された夏樹は、指定暴力団の大物である津村と密会する。津村や憲治を始め、弾、熊田たちにも協力を仰ぎながら、大切な友人がやり残したことを完遂するために動き出す夏樹。更には本当の意味で数馬を隼人から解放するべく、ある計画も着々と進められていた。その頃、竜児は未だショックから立ち直れずにいたが……。[解説]
タイトルは「すべては準備ができている」という意味です。長い間ちょこちょこと書いては没にして、没にしたテキストから一部だけ拾い上げてはパズルのように繋ぎ合わせ、書き足しては捨て、放り出してはもう一度取り組み……を繰り返して完成した作品です。