2010年執筆 / 短編 / 全1頁
[あらすじ]
章吾はある日、大学時代の友人・藤田と再会する。しかし実は二人はつい数ヶ月前、ある場所で顔を合わせていた。旧友の真意もわからぬまま、章吾は彼のもたらした残響に胸騒ぎを覚えるのだった。[解説]
『白の雨』の直後のストーリーであると共に『PEEP SHOW』から繋がる展開でもあります。蒔いた種を半分刈り取った形ですね。全部刈り取るのはこの後の長編になります。『NEUTRAL』シリーズの長編作品においては、なかなか章吾の心情は描ききれないので、わざと短編に分けて書くことが多いんですよね。