1998年~2008年執筆 / 長編 / 全17頁
[あらすじ]
『Revives』の続編。ドイツに住む数馬の母が他界した。それをきっかけに数馬の、少年時代の虐待の記憶がフラッシュバックする。更にその中で、隼人の陰湿な脅迫が彼を翻弄する。プライドを潰され、屈従を強いられる数馬は、次第に摂食障害の症状に苦しみ始める。親友を必死で救おうとする竜児だったが、弱っていく数馬を前にして、自分の無力さを痛感し、追い詰められていく。一方、解散目前のロックバンド・REVENGEのメンバーたちは、それぞれの思いを胸に、苦悩の日々を過ごしていた。[解説]
『Revives』が時間がかかったせいで執筆が遅れてしまいましたが、構想自体は1998年からありました。ようやく書き上げる技術が身に着いたので、頑張ってみました。とても陰鬱で辛い話ですが、メインで登場するキャラクターはみんな私の萌えキャラなので、シーンを構成するのは楽しかったですね。数馬と隼人のシーンのハードさと、数馬と竜児のシーンのソフトさのバランスに気を配りました。久しぶりにお腹一杯いろんな数馬を書いたという感じで、満足しています。前作を超え、シリーズ最長編です。