偽りの鉤十字

2002年執筆 / 掌編 / 全1頁

[あらすじ]

ドイツ、ザールブリュッケン。町の外れに佇む小さな酒場の地下室で、月に一度、秘密の集会が開催される。それはスポットライトの中で行われる、残虐な拷問ショーだった。囚人に扮した主人公の肉体を、軍服の青年が責め苛んでいく。その果てにあるものは……。


[解説]

一日で書き上げたものなので、いろいろと不満な点はありますが、わりとバランスが取れた作品に仕上がったと思います。メインキャラクター以外の人間の一人称というのは、『Persona~冬の慕情』以来ですね。実はとても書きやすい形式なんです。未公開の別シリーズ作品のスピンオフでもあります。

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